June 2021
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 軽井沢の野草が激減しているようで 見馴れてきた草花に あまり会えなくなっています  今年は その貴重な野草シリーズを描いてみたいと思っていたところ それを頂くチャンスに恵まれました


 

《シロハナエンレイソウ》

 

 シロハナエンレイソウはカタカナで聞くと なかなか憶えられない名前ですが 図鑑に「延齢草」と書いてあるのを知ったら 忘れることが出来なくなりました
 薬草として使われていたのか?それとも冬になると枯れて消えてしまうのに 春にはまた復活する その様子に憧れを感じたのか? 私も老齢なので もう一度若くなって 人生やり直してみたい と空想したくなりました

 
 

 
 

《羅生門かづら》

 

「羅生門かづら」は紫色のやさしげな花なのに「何故 こんな名前を付けられたの?」
 羅生門で腕を切られた鬼の腕を連想させるから と知ると 無理に考えれば 花が鬼の爪に見えなくもないか…
 古い時代から そう呼び続けられて来た名前なのだろう?と気付いたら この花もその名称も大切にしたいと思いました

 
 

 

《吾妻シャクナゲ》

 シャクナゲが欲しくて鎌倉の庭に植えたら 枯れてしまいました その時 ヒマラヤに咲く花と聞いていたのに軽井沢では あちこち見かけます 種類が多いと知りました シャクナゲは病気の「癪(シャク)」を「投げる」という意味で この堅い葉っぱを煎じて飲んだことが名前の由来だそうです 今 病名は細かく云うようになり「癪」は過去の言葉になってしまいましたが シャクに触ることがあったら この葉っぱを触れば 多少癒されるかもしれません


 これから ずっと先の未来に向かって浅間山麓の草花や木々の花が生き続けられますように と切に願うばかりです

 

不二子