pagebanner

 

 

2012.2-idx

オンライン ギャラリーをお楽しみください▼

これまでのギャラリー:
2011.12
2011.10
2011.8
2011.6
2011.4
2011.2
2010.12
2010.10
2010.8
2010.6
2010.4
2010.2
2009.12
2009.10
2009.8
2009.5
2009.3


  Last Updated: 2012.2.1.

あなたへ

上の写真は軽井沢の霧氷です。
この風景を眺めていると、また花の咲く季節が来るなんて
空想することも出来ない気分です。

私は毎月一回病院に通い、その度本を一冊買います。
待合室でそれを読むことを楽しみにしているのです。
今回は「メモリー・ウォール」(アンソニー・ドーア著 新潮社)
を選びました。

巻頭に

記憶こそがわれわれの生を作っていることに気づくには、ごくわずかでも
記憶を失いはじめる必要がある。記憶のない生は、まったく生とはいえない。
それは、表現の可能性を持たない知性が真に知性とはいえないのと同じだ。
記憶は、われわれの一貫性を保つものであり、理性であり、感情であり、
さらには行動でさえある。
記憶がなければ、われわれは何者でもない。

         ―ルイス・ブニュエル「わが最後のため息」

最近想いだせない事が多くなり記憶機能が壊れつつあるのは確実です。その為日常の不便も感じはじめています。
そこに、ここに引用した文章を読んだのでかなりショックをうけました。

昨日(1月13日)2013年度版カレンダーの原稿(データ化したもの)を
それを出版しているフロンティアに渡しました。
この三種類のカレンダーの原画は2010年から2011年にかけて描いたものです。
現在カレンダーのために描いている絵は2014年版になります。

夕方フロンティアの2人が帰った後、私の仕事を手伝っているまきこさんと若い頃の話をしていて、頭の中に、1950年代の映像を色褪せてもいない鮮やかさで眺めました。

でもその後の記憶がありません。気が付いたら暗い部屋のベッドに
転がっていて、「いま何時なんだろう?」と見当もつきません。
腕を上げてみたら昼間の洋服を着ているので、
明け方ではないらしい・・・ 

のそのそと起き出して、窓のカーテンを閉め、
電気のスイッチを入れたら7時30分
室内もキッチンも完璧に片付いていてなんの気配も残っていません。
鈍い感覚の儘椅子に座り「夕食の支度をしなければ・・・」

つい3時間前賑やかに話し合い、2013年度版のダイヤリーの新しい企画について考えたりイメージしていたことも
遠い記憶の中に流れていってしまいます。

2012年という年はどんな記憶をそれぞれの内側に積み重ねるのでしょう。

ただただ良い事、楽しい時間が沢山ありますようにと祈るばかりです。

不二子

クリックすると拡大表示されます▼
1
2
3
4

------------------------------------------------

今月のオンラインギャラリー

  1. .私の食卓(連作:Where I live)
  2. アネモネ
  3. .白いバラ
  4. 冬の庭
  5. バラ(Vintage gelato)と白い小花
  6. バラとリンドウ
  7. バラ(Eve Passion)とミモザのつぼみ
  8. バラ(Jupiter)とチューリップ
  9. チューリップとロメインレタス
  10. バラ(Caramel Antike)
    バラ(Jupiter)
  11. パンジー

次回は2012年4月に更新します。

 

atarashiie

 

 

e ten btn-suri  home

Copyright by Hashimoto Fujico 2000 - 2012. All rights reserved.