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2010.4

オンライン ギャラリー《またあかるい花を》をお楽しみください▼

これまでのギャラリー:
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  Last Updated: 2010.4.1.

 あなたへ

 4月、自然の樹や草が元気に活動を再開する季節に。 あなたには何か新しいことが始まりましたか?

 私の日常はなんの変りもなく、平穏のまま・・毎日が同じような繰り返しです。

 どこも痛いところはない、1日8錠の薬を飲んで、血圧もまぁまぁ・・・  もう走ることは出来ないけれど、ゆっくり歩くことにはなんの問題もない。電話番号もまだ沢山憶えていて、1年振りに話そうと思った友人のナンバーも指が勝手にタッタッタと押してくれる。でも毎回「いつまでこの記憶力がもつのかなぁ--ー」と思う。

 先日、妹たち2人が私の75歳の誕生日を祝うと云って来てくれました。妹達とは姉妹といいながら、歳が離れていて、人生のほとんどを別の場所でそれぞれまったく違う暮らしをしてきて、友人よりも遠い同性だと思っています。それでも会えばやはり懐かしく、うれしく、笑いながら雑談をつづけているうち私が中学生の時に生まれた上の妹ユキが1枚の写真を取り出しました。

 ステージ上でマイクを持ち、まもなく歌いはじめようとしているところで
紅い口紅、肩が出た長いドレスは生まれたばかりの蝉の羽のようで半透明のフリルが幾重にも光っています。

 その写真は目の前にいるユキにはどうしても見えず「これは私が3歳頃のおかあさまだっ!」と言葉にならない感覚に捕えられ、一瞬のうちに時間が巻き戻るように松原町に住んでいた幼い頃の私に戻りました。

 私が生後6カ月の時、父はスイスに留学し、4歳まで母と二人、松原町にあった祖母の家の離れで過ごしていました。庭伝いに祖母の家の縁側に上がり、居間を通って台所に入ると、おばあちゃまは大きく切った大根を煮ています。お箸に一切れ刺してもらい、また縁側から庭へ、途中で食べ終えてしまうと、また「もう一回ちょうだいっ!」

 夕方、妹達を駅まで送って戻った後も、幾日かセピア色の松原町という本当に狭い世界の中を漂いました。私は幼稚園に行っていないし、友達も記憶にない。本もまだ読んだことがなかった、あのスタート地点からどの様な道を経て現在の私になったのでしょう。

 私はなにかの計画を立てそれをスケジュール通りに実行していくことが好きだ、ということに気付きます。これは子供の頃から現在に至るまでの変わらない気質です。

 中学に入った時から新学期に教科書を貰うと出来るだけ早く全部終わらせたいと思い、学校の授業とは無関係に自習し、夏休みの宿題もいかに早く済ませるか?と焦りました。

 子育て中は出来るだけ効率よく家事を終わらせ、その残った時間の中で自分がやりたいと思っている事を実行したい・・・「いつも早くしなくちゃー」というのがママの口癖だったと娘に云われたことがあります。
今年はじめ「早くこのアクリル画シリーズ描きあげなくちゃぁ」とフッと口から出たらご近所の公子さんが「そんなに急がなくたって、まだ冬は長いのよ」と笑いました。

 今回オンラインギャラリーに展示した“花の絵”は2012年度版カレンダーの1月から4月までの原画たちです。今年も10月に予定している丸善ギャラリーでの個展に向けて描きながら「あーこれでこの壁面は出来たぞ、次の壁面に早く取り掛からなくちゃ」

 早くバラが咲く6月にならないかなぁー。

 9月までには個展の絵仕上げたいですものね。

不二子 

今月のオンラインギャラリー 《 またあかるい花を 》

  1. 白いアネモネ
  2. 毎年描きたいアマリリス(1)
  3. アマリリス(2)
  4. 早春の白い花
  5. ミモザのつぼみ
  6. 真紅の花も好き
  7. バラ(Magie Moca)
  8. バラ(Fuji)とラナンキュラス
  9. バラ(Miyako)(1)
  10. バラ(Miyako)(2)
  11. バラ(Baby Romantica)
  12. ミモザが咲くころ(1)
  13. ミモザが咲くころ(2)
  14. Helleborus Sternii

 

次号は6月に更新 題名は未定です。

 

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