pagebanner

 

 

オンライン ギャラリーをお楽しみください

これまでのギャラリー:
2012.6
2012.4
2012.2
2011.12
2011.10
2011.8
2011.6
2011.4
2011.2
2010.12
2010.10
2010.8
2010.6
2010.4
2010.2
2009.12
2009.10
2009.8
2009.5
2009.3

 

  Last Updated: 2012.8.3.

 あなたへ 

 まだ猛暑の季節ですがいかがお過ごしでしょうか。

 上の写真は今春中軽井沢にオープンしたフランスの古い雑貨などを置いている店で撮りました。店の名前は「オ・ボール・ドゥ・ロー」です。最後の2点()はわが家の窓の内側です。

 オスカー・ラインハルトという富豪(1885年生まれ)が スイスのウィンターテュール市に彼の美術コレクションを寄贈しました。その為ウィンターテュール市民は 世界で一番豊かな市民だ と云われているそうです。

 市の中心部に 立派な美術館がありますが 郊外の別荘でも そのコ
レクションを観ることが出来ます。南傾斜の広い庭園がある 荘園風住居のいくつかの部屋の壁一面に絵が並んでいます。広間の真ん中にロッキングチェアーが一脚置かれていたことを憶えています。

 私は その名画のかずかずを眺め進むうちに 西側の壁面にある あ まり大きくない縦長の窓に気付き その瞬間 息が詰まりました。

 太い窓枠を額縁にして 屋外の葉が茂るマロニエの樹が 本当に輝いて美しく見えたのです。手前に壁には ゴッホの“アルルの病院の中庭”などの絵が並んでいました。私も 印刷物で知っている作品です。

 市内にある美術館で やはりゴッホの名作“郵便配達夫”を観て 心
底魅了された直後のことだったので 私にとって 忘れることの出来な
い 衝撃的な経験になりました。「“ひとの作ったもの”ってこんなことか…」「マロニエの葉っぱ一枚の美しさと競うことも出来ないのか…」

 今年も 私は10月の個展に向けて毎日絵を描いていますが時々“あのマロニエの窓”を想い出します。そして「お前は なにをやっているんだ」と自問するのです。

 幼い頃から 絵を描くことが好きで と云うか 描かずにいられない衝動がありました。現在も その衝動に 背後から 突き上げられるようにして 描いてしまいます。

 夜空の星を飛び上がって掴もうとするかのような 愚かさを なぜ 
休まずに続けられるのか 「ひとは なぜ 絵を描くのか?」という愚問は 隅にそっと置いておくとしても「なぜ それをやるのが私なのか?」とは思います。

 窓の外側の緑が とても美しい季節です。

不二子

Au Bord de l’Eau
URL: http://www.auborddeleau.jp

------------------------------------------------

今月のオンラインギャラリー

  1. 白いライラックとフランスの古いビン
  2. 赤いケシと麦草
  3. 麦草
  4. 赤いケシとマーガレット
  5. バラ(Ice Berg, Prosperity)
  6. 黄花コスモスなど
  7. オレンジ色のバラ
  8. バラ(City of York)
  9. バラ(Crocus Rose)
  10. 黒に近いタチアオイとゴールデンアカシア
  11. ロイヤルコペンハーゲンの古い壺にハルニレの枝を

次回は2012年10月に更新します。

 

atarashiie

 

 

e ten btn-suri  home

Copyright by Hashimoto Fujico 2000 - 2012. All rights reserved.