February 2021
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 このページ(季節便り)の12月にご紹介した「野生のリンドウ」をくださった知人から 年末に又「からすうり」を沢山頂きました
 それを どう描こうか?と見ていたら 突然戦時中疎開先の映像が現れました

 
 

 お茶畑の脇を歩いている時 四角く刈り込まれたグリーンのテーブルのようなお茶の上に 白いレース編みの花ビン敷を思わせる花が点々と乗っているのです パイナップル編みのレースと同じものが どうして自然の中にもあるのか?

 
 

 早く母に見せたいと思い その花を手で掬ったら その白いレースはこわれてしまいました
 この花が「からすうり」だったのです

 
 

 自然の中にある作ることが出来ない「大きなもの」を自分の手に入れたいと切望する衝動が 古くから私達に沢山の「もの」を作り続けさせています

 

 美しい色の花だけではなく 波や風 星や光まで自分の手の中に掴んでみたいと…夢を抱きます

 
 

 「リンドウ」の知人が「今年は浅間山麓に咲く花を 春からシーズン終わりまで届けるつもりで 4月は何 5月は と考えているんだ」と私に約束してくれました 軽井沢周辺はどんどん自然が失われていて 野生の花も消えて行きつつあります
 彼の提案は私にとって今年の大きく楽しみな予定になりました

 
 

 少しでも良いことのある一年になりますように

 

不二子