December 2016
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 今年6月に移った住まいは 東南に広いガラス窓があり 狭いテラスの前面は3mの石垣で その下は林です

 

 ドングリのなる木と栗の木は深い緑色だったのに 黄色になり 茶色に変わって 今その葉はボタン雪が降るように散っています
 地面は羽毛布団を敷きつめたようで 暖かそうになりました
 見えなかった青空は日に日に大きくなっています

 
 

 最近 老年であることを責められることが数回続き 木の葉が落ちる様子は私自身に重なり過ぎます
霜がおりたので 走り廻って草花を採る楽しみも なくなりました

 
 

 暖かい布団の中にもぐり込んで 冬の間 どんな絵を描こうかと何点もの出来上がった絵を妄想している時間が現実にピッタリとした実感があり 起きて動き廻っている時間は夢の中にフワフワと居るような感じがします

 
 

 これは 今 はじめて知った感覚で「寝たきり老人」も悪くないなと思いはじめていて
ぶ厚い枯葉の下に生きている虫達や草の芽を身近かに思います

 

 新しい年が無事でありますように

不二子