June 2015
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 私は 3年前から 冬の寒い間 軽井沢の隣町 佐久平のマンションで過ごしています。
北側の窓から見ると右の方に浅間山があります
浅間山は軽井沢の家から見ると真北にあるのに 「どうして佐久平にいるのかしら?」
車で東に向かって走り 軽井沢の家に着くと 山もいつの間にかちゃんと一緒に帰ってきています
 子供の頃 父に手を引かれ逗子の駅から夜道を歩いていると 月が家に着くまでずっと付いてくるので怖かった事を思いだしました

私は 朝7錠 夜6錠の薬を服用しています
その為に1週間分の薬を14の仕切りのあるケースに分ける作業を毎週日曜日の夜していました するとあっという間に1週間が終わってしまい 私の人生の残り時間が1週間分消えてしまったと思い・・・「あと何点の絵を描けるかしら?」と毎週日曜日の夜は焦るのです
そこで2週間分を分包することにしました 「そうしたら 少しのんびり出来るかしら?」
最初のうちは多少ホッと出来たのですが いつのまにか2週間がすぐに消えるようになり
今は時間が過ぎることが早くなったように感じています

こんな不確実な感覚に頼って毎日せっせと絵を描いていますが 確かな事は 私の持ち時間が有限であるということ そして それを意識することによって無限を志向し続け 限りなく広がる未来の世界で遊んでいられるのでしょう

不二子

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
PHOTO : YANO NAOTAKA