December 2014
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10月28日 丸の内での個展が終わり1週間ぶりに帰宅しました
数日後 今日から仕事を始めようと花を探しに出かけ・・・
まずファーストフード店に行きお決まりのメロンソーダを注文しました

私は6歳の幼女の頃 毎日フラフラと知らない道を歩き回ってキレイなものを探していました
窓が可愛い洋館や野の花 ある日芝生の真ん中に本物のようなアヒルを見つけた時には驚きで息が止まりそうになりました
キレイなグリーンのメロンソーダは6歳幼女にタイムスリップするために大切な魔法の飲物です

店を出ると 駐車場の向かい側にアジサイがワインレッドに変色しています
「あれ欲しい!」 車を運転してくれている甘利さんが採ってくれました
「次はバラの畑に行きたい・・・」(幼女は「あれが欲しい!」と気楽に要求します)

菅平高原に向かう農道を走って行くと右側には金茶色に光る落葉直前の森が広がり左側はなだらかな下り斜面で林や畑です
「あっ!」
道路左わきにカモシカの親子連れがいます 無事にこの道を渡ることができるかしら?

バラ苗園は まだそれほど霜の被害もなく白にちかい薄色の花を採ることができました

帰り道 さっきカモシカとあったところでは目をつぶっていたら 甘利さんが「なにもないよ」
左側を見ると金茶色の森は美しく彼らはあの中を歩いているのかしら・・・と「スズメ スズメ 今日もまた 暗い道をただひとり 林の奥の竹藪の・・・」母が歌う声が聞こえます
うちに帰ったらおやつに不二家のショートケーキがあるかしら?

「プチラパンに寄りたい!」 ここはとても可愛いケーキ屋さんで入口のドアは真っ赤
手前には素焼きの鉢がありメドウセージが明るい紫色に咲いています
このメドウセージもいただきました

6歳幼女の頃は 感じても表現する力がなかったけれど 80歳老女は 職業絵描きになっていて 描く技術は多少身につけました
1枚の花の絵には秋色アジサイ、バラ、カモシカの白と黒いコートの色
金色に光る枯葉、赤い扉、メドウセージの紫、赤い苺、そしてセピア色をした
母の<スズメのお宿>など沢山の色が塗り込められています

不二子

 

 

 
 
※この写真は取材中に偶然出会った放し飼いのヤギで カモシカではありません
 
 
 
 
 
 
PHOTO : YANO NAOTAKA